介護事業所向けに社員研修のプログラムを提供するFCEメディカル&ケアの鈴木甲子雄社長は29日、日本介護ベンチャー協会の定例会で講演した。鈴木社長は、離職者が相次いだデイサービス事業所を再生させた経験を紹介した上で、離職防止のポイントは「居心地のいい職場にできるかどうかにかかっている」と述べた。


 鈴木社長は今後、異業種から介護業界への参入が相次ぐと予測されることから、「事業所が淘汰される時代に入る」と分析。離職防止の取り組みは、さらに重要性が増すと訴えた。


 また、自らのデイサービス事業所経営の経験から、介護職員が退職する最も大きな理由は、処遇や業務の厳しさではなく、「居心地のいい職場であるかどうかが重要」と指摘。居心地のいい職場を実現するためには、管理者や経営者も含めたすべてのスタッフが人間力を向上させ、お互いを尊重し合える環境を作る必要があるとし、その実現のためには、「主体性を発揮する」「Win‐Winを考える」など、「7つの習慣Care」の考え方や行動を、スタッフに習慣づけることが有効と述べた。【ただ正芳】